2026年11月6日金曜日

就活物語 内定者研修の不安|研修で知った、思っていた仕事との違い


 内定者研修に参加した奈緒は、入社後の仕事内容について具体的な説明を受けました。ところが、就活中に想像していた仕事と、少し違う部分があることに気づきます。会社が嫌になったわけではありません。それでも、「本当に自分がやりたかった仕事なのだろうか」という疑問が生まれます。

仕事内容を知ったことで生まれた、小さな違和感

 金曜日の夕方。

奈緒は、内定者研修を終えて帰りの電車に乗っていた。

窓の外には、夕暮れの街が流れている。

膝の上には、研修で配られた資料があった。

今日の研修では、会社の事業内容に加え、入社後に担当する可能性のある仕事について説明を受けた。

 奈緒が就活中に魅力を感じていたのは、お客様の声を聞き、新しいサービスを考える仕事だった。

けれど、研修で紹介された新人の仕事は、既存の業務を正確に進め、決められた手順を覚えることが中心だった。

もちろん、最初から希望する仕事を任されるとは限らない。

基礎的な業務を経験することにも、大切な意味があるのだろう。

頭では、そう理解できる。

それでも、奈緒の心には小さな疑問が残った。

「私がやりたかった仕事って、何だったんだろう」

 就活中は、内定をもらうことが大きな目標だった。

会社説明会で聞いた話も、魅力的な部分を中心に覚えていたのかもしれない。

実際に働く姿を、どこまで具体的に考えていただろう。

奈緒は、研修資料をもう一度開いた。

仕事内容が違うと感じたのは、単に自分が知らなかったからなのか。

それとも、自分の希望と会社の仕事に、本当に違いがあるのだろうか。

 まだ、答えは出ない。

会社が嫌いになったわけでもない。

でも、この疑問をなかったことにはしたくなかった。

奈緒は、手帳に小さく書いた。

「もう少し、仕事のことを知りたい」

まとめの一言

 内定後に仕事内容への疑問が生まれることもあります。すぐに結論を出さず、何に違和感を覚えたのかを整理し、事実を確かめることが大切です。


#就活
#内定者研修
#内定後の不安 

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