応募を決めた翔太は、エントリーシートの志望動機を書き始めました。これまでは、企業のホームページにある言葉を並べるばかりで、自分の気持ちをうまく表現できませんでした。しかし、今回は仕事内容への興味があるため、少しずつ自分の言葉で書けるようになります。
志望動機は、会社への興味と自分の経験をつなぐもの
水曜日の午後。
翔太は、自宅の机でエントリーシートを書いていた。
入力する項目は、志望動機。
春から何度も書いてきたはずなのに、いつも苦労する項目だった。
「貴社の企業理念に共感し……」
以前の文章を見返して、翔太は手を止めた。
どの会社にも同じようなことを書いていた気がする。
会社のホームページに書かれた言葉を、そのまま使おうとしていた。
でも、今回は少し違う。
説明会で聞いた仕事内容を思い出した。
お客様の困りごとを聞き、情報を整理して、解決方法を考える仕事。
翔太は、大学のゼミで経験したことを書き出した。
グループ研究では、意見がまとまらないこともあった。
そんなとき、メンバーの話を聞き、それぞれの考えを整理していた。
目立つ役割ではなかったけれど、自分なりに工夫していたことだった。
「これなら、仕事とつながるかもしれない」
翔太は、少しずつ文章を組み立てた。
なぜ、その仕事に興味を持ったのか。
自分には、どんな経験があるのか。
入社後、何を学び、どのように役立ちたいのか。
その三つを意識すると、以前より言葉が出てきた。
立派な実績を書かなければならないと思っていた。
でも、身近な経験からも、自分の強みを伝えることはできる。
翔太は、書き上げた文章を読み返した。
まだ直したいところはある。
それでも、今回は自分の気持ちが書けている。
そんな小さな手応えがあった。
まとめの一言
志望動機は、企業を褒める文章ではありません。仕事内容への興味と自分の経験を結びつけ、自分の言葉で伝えることが大切です。
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