毎日のように開いていた就活サイト。内定を承諾した健太は、その画面を前にして長かった就活の日々を振り返ります。「終わる」と決めることも、自分で選ぶ一歩でした。
毎日見ていた画面を閉じる
水曜日の夜。
健太はパソコンを開いた。
いつもの癖で、ブックマークに入っている就活サイトをクリックする。
新着求人。説明会情報。おすすめ企業。
何か月もの間、毎日のように見てきた画面だった。
春には、ページを開くたびに焦っていた。
「応募しなければ」
「ほかの学生はもっと動いているかもしれない」
そんな気持ちで、興味の薄い会社まで眺めていたこともある。
でも今夜は違った。
昨日、自分で内定を承諾した。
もう、新しい会社を探さなくてもいい。
そう思うと、少し寂しかった。
就活はつらいことも多かったのに、終わるとなると不思議な気持ちになる。
健太は応募履歴を眺めた。
不採用の会社もたくさん並んでいる。
以前なら見たくなかった記録だった。
けれど今は、その一つひとつが自分をここまで運んできたように思えた。
落ちたから考えた。
迷ったから立ち止まった。
立ち止まったから、それまで見えていなかった会社にも出会えた。
健太は就活サイトからログアウトした。
そしてブラウザを閉じる。
「終わったんだな」
小さくつぶやいてから、少し笑った。
就活は終わった。
でも、自分のキャリアは、ここから始まっていく。
まとめの一言
就活が終わることは、道の終わりではありません。自分で選んだ道を歩き始める節目です。
#就活
#就活終了
#キャリア






