2026年2月25日水曜日

インターンで知った「働く厳しさ」


 思っていたより、甘くはなかった。

朝は早く、会議は緊張し、質問の一つ一つにも覚悟がいる。

「学生だから」と優しくしてくれる場面もあったが、それでも現場は本気だった。

 正直に言えば、少し怖かった。

だが同時に、心のどこかで安心もしていた。

ここには“仕事”がある。責任がある。

 その空気を体験できたことは、教室では得られない学びだった。

働くことは楽しいだけではない。

 でも、だからこそ意味がある。

そう感じられた自分に、少しだけ誇らしさがあった。


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#成長の実感 

インターン後「未来が少し具体的になった」


 インターン前は、働く自分を想像すると、ぼんやりとした不安しかなかった。

 だが今は違う。朝のオフィスの光、会議の空気、昼休みに笑う社員の姿。

 具体的な情景が浮かぶ。

 すべてが理想的だったわけではない。それでも、自分がその中でどう動きたいかを考えられるようになった。

 未来はまだ決まっていない。

 けれど、霧が少し晴れたような感覚がある。

 それだけで、就活は少し前向きになれる。


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2026年2月24日火曜日

学生の「なぜ?」が、現場を磨く


 「なぜこの工程はこうなっているんですか?」

 学生の素朴な質問に、私は一瞬言葉に詰まった。

 当たり前になっていた作業手順。だが、説明しようとすると曖昧な部分がある。

 その日の帰り道、私は工程を見直した。

 結果として、無駄な工程を一つ減らせた。

 学生の問いは、現場に新しい視点をくれる。

 教えているつもりが、整えられているのは私たちの仕事なのだ。


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インターンは、企業の本音も試される


 学生はよく見ている。資料の整い方よりも、社員同士の会話の雰囲気を。

 だからこそ、インターンは“広報イベント”では済まされない。

 「質問はありますか?」と尋ねたときの返答で、私たちの本気度も測られている。

 曖昧な答えをすれば、学生は敏感に感じ取る。

 インターンは選考の前段階ではない。信頼の前段階だ。

 学生にとっても、企業にとっても、互いの覚悟を確かめる時間なのだと、私は毎年実感している。


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2026年2月23日月曜日

報告書より、沈黙の数秒


 インターン報告書は丁寧に書かれている。だが本当に大切なのは、そのあとだ。

 「どうだった?」と聞いたとき、学生が少し黙る。その沈黙の数秒に、迷いや発見が詰まっている。

 「思っていたより、厳しかったです」

 「でも、嫌ではなかったです」

 その言葉が出てきたとき、私はほっとする。経験は、きちんと学生の中で咀嚼されている。

 インターンは“参加実績”ではなく、“内面の変化”。その変化を引き出す時間こそ、私たちの役割だと思っている。


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インターン後「言葉に重みが出た」


 エントリーシートを書き直していて、ふと気づいた。以前の自分は、どこかで“良く見せよう”としていたのだと。だがインターンを経験した今は、実際に見た光景や、先輩の言葉、自分が感じた迷いを思い出しながら書いている。

 現場で戸惑ったこと、質問して理解できたこと、うまくできなかった悔しさ。どれも具体的だ。だから文章に、少しだけ重みが出た気がする。

 “御社で成長したい”ではなく、“あの会議室の空気の中で、自分はもっと考え続けたいと思った”。そう書けたとき、ようやく就活が自分の言葉になった。


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2026年2月22日日曜日

就活物語「今でも、正解だったか分からない学生」

――判断の余白は、消えない――


 その学生の最終評価は、最後まで拮抗していた。

強みも弱みも、ほぼ同じだけあった。

 発言は誠実で、準備も十分。

だが、ときどき言葉が止まり、迷いが表情に出る。

その不安定さを「伸びしろ」と見るか、「リスク」と見るかで、意見が割れた。

 「採りたい気持ちはある」

「でも、即戦力としては不安もある」

 会議室の空気は、重く静かだった。

最終的に、わずかな差で別の学生を選んだ。

理由は、“現時点での安定感”。

 決定は合理的だった。

説明もつく。

けれど――

 数日経っても、私は彼の面接を思い出していた。

あの一瞬の真剣なまなざし。

言葉に詰まりながらも、何かを必死に伝えようとした姿。

 もしかしたら、あの不安定さこそ、挑戦しようとする覚悟だったのではないか。

 採用には正解があるようで、ない。

選ばなかった道の未来は、誰にも分からない。

 彼の名前を見るたび、私は今でも、あの日の判断を静かに思い返す。


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インターンで知った「働く厳しさ」

 思っていたより、甘くはなかった。 朝は早く、会議は緊張し、質問の一つ一つにも覚悟がいる。 「学生だから」と優しくしてくれる場面もあったが、それでも現場は本気だった。  正直に言えば、少し怖かった。 だが同時に、心のどこかで安心もしていた。 ここには“仕事”がある。責任がある。 ...