2026年2月3日火曜日

「迷っている」の質が変わった


 インターン前の迷いは、「どこがいいか分からない」という迷いだった。

 インターン後の迷いは違う。む」という迷いだ。

 学生の言葉が具体的になる。

良かった点、合わなかった点。

どちらも自分の感覚として語れる。

 迷いが深くなったのではない。

考えが深くなったのだ。

 キャリア支援とは、その迷いを消すことではない。

迷いながら選ぶ力を育てることだと、改めて思う。


#キャリアセンター
#就活の迷い
#支援の本質 

2026年2月2日月曜日

インターンで見えた「譲れない条件」


 インターンに行く前は、条件を広く考えていた。

勤務地、給与、ネームバリュー。

「とりあえず内定が出そうなところ」も候補に入っていた。

 でも、実際に現場を見て気づいた。

どんなに条件が良くても、自分が黙って我慢する場所では長く続かない。

 意見を言える空気があるか。

失敗したとき、どう向き合ってくれるか。

インターンで見た小さな場面が、自分の中の「譲れない線」を教えてくれた。

 就活は妥協の連続だと思っていた。

けれど、守るべきものが分かっただけで、選択は少し楽になった。


#学生の視点
#就活の軸
#インターン気づき 

2026年2月1日日曜日

就活物語「面接が終わってから、評価が変わった学生」

――あとから、じわじわ効いてきた言葉――


 その学生の面接は、正直に言えば、強い印象を残すものではなかった。

受け答えは落ち着いていて、失点もない。

だが、決定打と呼べるほどの材料もなく、評価は中ほどに落ち着いていた。

 ところが、面接がすべて終わり、評価表を見返しているとき、

彼の言葉がふと頭に浮かんだ。

 「自分は、まだ即戦力ではありません。

でも、任されたことを“そのまま”終わらせず、

必ず一つは良くして返す人でありたいと思っています。」

 派手さはない。

だが、その言葉には、仕事への向き合い方がにじんでいた。

議論が始まると、「あの学生、悪くなかったよね」という声が増えていった。

 面接中は目立たなかった誠実さが、

時間を置くほどに、評価として浮かび上がってくる。

それでも結果は不採用。

理由は単純で、より即戦力に近い学生が他にいたからだ。

 決定後、誰かが言った。

「現場に出たら、きっと信頼されるタイプだったな。」

 面接とは、不思議なものだ。

終わったあとに、評価が上がる学生がいる。

彼はまさに、そんな“惜しかった学生”だった。


#面接官の視点
#惜しかった学生
#面接後に評価が上がった

2026年1月31日土曜日

就活物語「枠が、もう一つあればと思った学生」

――不採用通知を書きながら、手が止まった――


 その学生の名前を、評価表から消すのに時間がかかった。

能力も、人柄も、申し分ない。

受け答えは誠実で、質問の意図も正確に汲み取っていた。

面接官の誰もが、「いい学生だ」と感じていた。

 それでも、結果は不採用。

理由は、はっきりしているようで、実はとても曖昧だった。

今回は、別の学生の経験が、配属予定の部署に“より近かった”。

その差は、紙一枚ほどのわずかなものだった。

 最終会議では、何度も名前が挙がった。

「この子を落としていいのか」

「将来性なら、むしろこちらではないか」

議論は尽きなかったが、採用枠は一つしかなかった。

 決定後、静かな空気が流れた。

誰も彼を否定していない。

ただ、「今回は縁がなかった」としか言いようがなかった。

 不採用通知の文面を整えながら、思う。

もし、もう一枠あったら。

もし、募集時期が少し違っていたら。

その“もし”が、頭から離れなかった。

 面接は、優劣を決める場ではない。

限られた条件の中で、選ばざるを得ない場だ。

彼は、確かに惜しかった。

そしてその事実は、今も私の中に残っている。


#面接官の視点
#惜しかった学生
#採用枠の現実 

2026年1月30日金曜日

「結果」より「考えている姿」が見えた


 就活の話になると、つい結果を聞きたくなってしまう。

 けれど最近は、子どもの話の内容が変わった。

どんな会社か。

何を感じたか。

 すぐに答えが出なくてもいい。

考えている姿を見られるだけで、少し安心する。

 インターンは、親にとっても、子どもを信じる時間をくれたのかもしれない。


#保護者の視点
#就活の見守り
#インターン理解 

2026年1月29日木曜日

「また来てくれたら嬉しい」と思えた学生


 インターン最終日。

学生が挨拶に来た。

特別な成果を出したわけではない。

けれど、質問し、考え、一つひとつを大切にしていた。

 「また会えたらいいな」

そんな言葉が、自然に浮かんだ。

 現場は、即戦力だけを求めているわけではない。

一緒に働く姿を想像できるかどうか。

それが、何より大事なのだと思う。


#現場担当者
#インターン最終日
#仕事の感覚 

2026年1月28日水曜日

インターン経験者のESは、視点が違う


 書類選考で、ふと目に留まるエントリーがある。

文章が特別うまいわけではない。

けれど、視点が具体的だ。

 インターンで見た現場。

話した社員。

そこから感じた違和感や魅力。

 それらが、自然に書かれている。

「ちゃんと考えたんだな」と伝わってくる。

 インターンは、選考を有利にするためのものではない。

だが、考えた痕跡は、確かに残る。


#企業人事
#書類選考
#インターン経験 

「迷っている」の質が変わった

 インターン前の迷いは、「どこがいいか分からない」という迷いだった。  インターン後の迷いは違う。む」という迷いだ。  学生の言葉が具体的になる。 良かった点、合わなかった点。 どちらも自分の感覚として語れる。  迷いが深くなったのではない。 考えが深くなったのだ。  キャリア支...