スマートフォンに通知が届いた。
給与振込のお知らせ。
何気なく口座を開く。
そこに並んでいた数字を見て、しばらく画面を見つめた。
学生時代のアルバイトとは違う。
社会人として働き、初めて受け取った給料だった。
「これが初任給なんだ。」
その重みを、初めて実感する。
帰り道、駅前の小さな和菓子屋へ立ち寄った。
実家へ持って帰るためのお菓子を選ぶ。
「いつも応援してくれてありがとう。」
照れくさくて、まだ口には出せない。
それでも、少しだけ恩返しがしたかった。
家に帰ると、家族はいつも通り迎えてくれた。
何気ない夕食。
何気ない会話。
その時間が、いつもより少し温かく感じた。
働くことは、お金をもらうことだけではない。
支えてくれた人へ、感謝を伝えられるようになることでもある。
初任給は、社会人になった証であると同時に、「ありがとう」を形にできた一日だった。
#初任給
#社会人一年目
#感謝の気持ち






