月曜日の朝になると、大学へ向かう足が重くなる。友人と会うことさえつらく感じる日があります。そんな気持ちを抱えた学生の物語です。
大学へ向かう足が止まった朝
月曜日の朝。
健介は大学へ向かう支度を終えたものの、玄関で立ち止まっていた。
リュックは背負っている。
靴も履いた。
それなのに、ドアノブに手が伸びなかった。
大学へ行けば友人に会う。
「最近どう?」
「就活どう?」
悪気のない一言にも笑顔で答える自信がなかった。
結局、健介は大学へ向かう電車ではなく、公園へ続く道を歩いていた。
ベンチに腰を下ろし、ぼんやりと空を見上げる。
「こんな自分はだめだ。」
そう思ったとき、スマートフォンが震えた。
ゼミ担当の先生からだった。
「今日は体調でも悪いですか。無理はしなくていいですが、困ったことがあれば話を聞きます。」
短いメッセージだった。
叱る言葉はどこにもなかった。
その一文を何度も読み返すうちに、健介の心は少しだけ軽くなった。
午後になり、健介は大学へ向かった。
授業には少し遅れた。
それでも教室の扉を開けたことは、小さな一歩だった。
解説
就活が長引くと、大学へ行くことさえ苦しく感じることがあります。しかし、一歩踏み出せた経験は、次の一歩につながります。焦らず、自分のペースを大切にしましょう。
まとめの一言
今日の一歩は小さくても、未来へ続く大切な一歩になる。
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