11月になっても、翔太の就職活動は続いています。先週参加した会社説明会で、初めて仕事内容に興味を持った翔太。しかし、応募するとなると、また不採用になるのではないかという不安がよぎります。それでも今回は、自分の気持ちを大切にして一歩を踏み出そうとします。
採用されたい気持ちから、働いてみたい気持ちへ
11月最初の月曜日。
翔太は、大学の図書館でノートパソコンを開いていた。
画面には、先週説明会に参加したシステム開発会社の採用ページが表示されている。
応募の締め切りまでは、まだ数日ある。
「どうしようかな……」
翔太は、何度も応募要項を読み返した。
春から何社にも応募してきた。
そのたびに期待して、結果が出るたびに落ち込んだ。
また同じことになるのではないか。
そんな不安が、指を止めていた。
けれど、今回は以前と少し違う。
説明会で聞いた仕事の話が、今も心に残っている。
お客様の困りごとを聞き、必要な情報を整理して、解決方法を考える。
大学のゼミで、仲間の意見をまとめていた自分の姿と重なった。
「この仕事なら、やってみたいかもしれない」
翔太は、そう思った。
これまでは、内定をもらうことばかり考えていた。
会社の知名度や採用人数を気にして、仕事内容を十分に理解しないまま応募したこともある。
でも、今回は違う。
仕事に興味を持ち、自分の経験とのつながりを感じている。
もちろん、応募すれば採用されるわけではない。
それでも、自分が働いてみたいと思えた会社に挑戦する意味はある。
翔太は、応募に必要な書類を確認し、ノートに準備することを書き出した。
まだ不安はある。
でも、今度は自分の意思で選んだ一歩だった。
まとめの一言
就職活動では、採用されることだけでなく、自分が働いてみたいと思える仕事を見つけることも大切です。
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