「夏までに内定がなければ遅い」と思い込んでいませんか。求人を探し直した学生が、夏以降にも採用を続ける企業があることを知り、新しい可能性に気づく物語です。
夏は就活の終わりではなかった
火曜日の午後。
美咲は自宅で求人サイトを眺めていた。
ふと、「秋採用」という言葉が目に止まった。
クリックすると、八月以降も応募を受け付けている企業がいくつも表示された。
知っている会社もあれば、初めて見る会社もある。
「夏なのに、まだ募集しているんだ。」
美咲は少し驚いた。
春の頃は、六月や七月までに内定をもらわなければ取り残されると思っていた。
友人の就活終了の報告を聞くたび、その思いは強くなっていた。
しかし企業によって採用の時期は違う。
計画どおりに人数を確保できず、追加で採用する企業もある。
夏以降に採用活動を本格化させる企業もある。
採用のタイミングが違うだけで、会社の良し悪しが決まるわけではない。
美咲は一社の募集ページを開いた。
仕事内容も、社員の雰囲気も、自分が大切にしたいことに近かった。
春だったら、名前を知らないという理由だけで見過ごしていたかもしれない。
「少し調べてみよう。」
そう思った瞬間、夏までに決まらなかったことが、少しだけ違って見えた。
遅れたのではない。
まだ出会っていなかった会社があるだけなのかもしれない。
美咲は企業名をノートに書き留めた。
まとめの一言
就活のチャンスは春だけではありません。夏から始まる出会いもあります。
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