就活がうまくいかないときほど相談が必要なのに、なぜか足が向かなくなることがあります。そんな学生の心の揺れを描きます。
相談したいのに行けなかった
悠斗はキャリアセンターの前で立ち止まった。
ガラス越しに職員の姿が見える。
相談したいことはたくさんあった。
面接がうまくいかないこと。
内定がないこと。
自信を失っていること。
それなのに扉を開ける勇気が出なかった。
「また同じことを言われるかもしれない」
「頑張ってと言われるだけかもしれない」
そんな考えが頭をよぎる。
結局、その日は何も言わずに帰った。
帰宅後、机の上に置いたままの履歴書を眺める。
すると夕方、一通のメールが届いた。
差出人はキャリアセンターだった。
内容は短かった。
「最近どうですか。困ったことがあれば、いつでも来てくださいね」
それだけだった。
アドバイスも説教もなかった。
ただ気にかけてくれていることが伝わった。
翌日、悠斗は再びキャリアセンターへ向かった。
相談した結果、すぐに状況が変わったわけではない。
それでも、一人で抱え込まなくていいと思えた。
そのことが何より大きかった。
解説
就活が苦しくなると、人は支援を避けたくなります。しかし、一人で抱え込むほど視野は狭くなります。相談することも就活の大切な力です。
まとめの一言
一人で背負わなくていい。頼ることも前に進む方法である。
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