内定という結果はまだ出ていない。それでも、「今日は少し話せた」「落ち着いて答えられた」。そんな小さな成長が、次の一歩につながることがあります。
「今日は少し違った」
七月の午後。
遥斗は面接会場を出て、駅までの道をゆっくり歩いていた。
結果がどうなるかは分からない。
それでも、今日は少し違っていた。
自己紹介で言葉に詰まらなかった。
志望動機も、自分の言葉で話せた。
面接官の質問にも、落ち着いて答えられた。
もちろん完璧ではない。
もっと良い答え方があったかもしれない。
それでも、面接室を出た時に思った。
「今日は少し話せた。」
その感覚は、これまでになかったものだった。
駅のホームで電車を待ちながら、遥斗はふと笑った。
就活を始めた頃の自分は、面接室に入るだけで精一杯だった。
質問が終わるたびに頭が真っ白になっていた。
それが今では、相手の話を聞き、自分の考えを伝えられるようになっている。
結果だけを見れば、まだ何も変わっていないのかもしれない。
でも、自分自身は確かに変わっていた。
その小さな手応えが、次の面接へ向かう勇気になった。
解説
就活では、結果ばかりに目が向きがちです。しかし、面接で落ち着いて話せたことや、自分の言葉で伝えられたことも大切な成長です。小さな成功体験を見つけることが、自信につながります。
まとめの一言
大きな結果の前には、必ず小さな手応えがある。
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