最終面接を終え、あとは結果を待つだけ。スマートフォンに届いた一通のメールを前に、拓也はなかなか画面を開けません。待つ時間にも就活の不安があります。
結果を待つことしかできない時間
木曜日の午後。
拓也のスマートフォンが震えた。
画面を見る。
昨日、最終面接を受けた会社からだった。
件名には「選考結果について」とある。
拓也は、すぐにメールを開くことができなかった。
机の上にスマートフォンを置く。
立ち上がって水を飲む。
もう一度座る。
胸の鼓動が速くなっていた。
ここまで進んだ会社だからこそ、不採用だった時のことを考えると怖かった。
春にも何度か不採用の通知を受け取った。
そのたびに、自分まで否定されたような気持ちになった。
でも、今なら少し違う。
結果がどうであっても、ここまで進んできた時間まで消えるわけではない。
企業を調べたこと。
自分の考えを整理したこと。
面接で自分の言葉を伝えたこと。
その経験は、合否とは別に自分の中に残る。
拓也は深呼吸した。
結果は、自分では決められない。
でも、その結果をどう受け止め、次にどう進むかは自分で決められる。
そう思うと、少しだけ怖さが和らいだ。
拓也はスマートフォンを手に取った。
そして、メールを開いた。
画面を見つめる拓也の表情が、ゆっくりと変わっていった。
まとめの一言
結果は選べなくても、その結果からどう歩き出すかは、自分で選ぶことができます。
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