就活物語「親の一言で、揺れた夜」
夕食のあと、何気ない会話だった。
「どんな会社を受けるの?」
親の質問に、少し言葉が詰まる。
まだ、はっきりとは決めていない。
「この業界も考えてるけど…」
そう言いかけると、父が言った。
「安定している会社の方がいいんじゃないか。」
悪気はない。
むしろ、心配してくれている。
それは分かっている。
でも、その一言で、心の中が揺れた。
自分が考えていた方向は、本当に正しいのか。
やりたいことより、安心を選ぶべきなのか。
部屋に戻り、ノートを開く。
書いていた志望業界の文字が、急に小さく見える。
就職活動は、自分の人生を選ぶ時間。
でも、その選択は、自分だけのものではない気もしてくる。
ノートの上に、ペンを置く。
静かな夜の中で、もう一度、自分に問いかける。
「自分は、どこへ行きたいのだろう。」
#親の言葉
#就活の迷い
#進路の揺れ

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