就職活動が長引く中、翔太は一人で求人を探し続けていました。しかし、応募先が見つからず、何を変えればよいのかも分かりません。そんなとき、大学のキャリアセンターを思い出します。相談することにためらいを感じながらも、翔太は新しい一歩を踏み出します。
一人で抱え込まない就職活動の進め方
金曜日の午後。
翔太は大学のキャリアセンターの前に立っていた。
扉の向こうでは、職員が学生と話している。
翔太は、少しためらった。
「今さら相談しても、遅いかな……」
春には、何度かキャリアセンターを利用したことがある。
でも、不採用が続くうちに足が遠のいていた。
相談しても、結局は自分が頑張るしかない。
そんなふうに思っていたのだ。
しばらく迷ったあと、翔太は扉を開けた。
受付で名前を伝えると、就職支援担当の先生が声をかけてくれた。
「翔太さん、久しぶりですね。最近はどうですか?」
その言葉を聞いた途端、胸の奥にためていた気持ちがあふれそうになった。
「実は、まだ決まっていなくて……」
先生は、急かすことなく話を聞いてくれた。
応募した企業のこと。
面接でうまく答えられなかったこと。
求人が少なくなって、不安になっていること。
翔太が話し終えると、先生は言った。
「まだ募集している企業はありますよ。一緒に探してみましょう」
大学には、一般の求人サイトでは見つけにくい求人情報が届くこともある。
企業とのつながりを通じて、学生に合いそうな会社を紹介できる場合もある。
先生は、いくつかの求人票を取り出した。
「まずは、どんな仕事がしたいのか、もう一度整理してみませんか」
翔太は、静かにうなずいた。
内定が決まったわけではない。
でも、一人で探していた昨日までとは、少し違う。
帰り道、翔太の足取りは、ほんの少し軽くなっていた。
まとめの一言
就活は、一人で乗り越えなければならないものではありません。相談することも、自分の未来を切り開く大切な力です。
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