2026年10月6日火曜日

就活物語 秋の就職活動|みんなの就活は終わったのに


 10月になり、周囲の友人たちは内定式の話をしています。しかし、大学4年生の翔太は、まだ就職先が決まっていません。春から続けてきた就活は思うように進まず、焦りばかりが大きくなっています。同じ秋なのに、自分だけ違う時間を過ごしているように感じるのでした。

周囲の内定報告がつらく感じるとき

 火曜日の昼休み。

大学の食堂では、友人たちが内定式の話で盛り上がっていた。

「同期が結構いい人たちでさ」

「入社前の研修もあるらしいよ」

翔太は、黙って昼食を食べていた。

 話に加わりたい気持ちはある。

でも、何を話せばいいのか分からなかった。

翔太は、まだ就職先が決まっていない。

春から何社も応募した。

説明会にも参加し、履歴書を書き、面接も受けた。

 それでも、内定にはつながらなかった。

「みんな、もう就活が終わったんだな」

そんな言葉が頭に浮かぶ。

もちろん、友人たちが悪いわけではない。

内定を喜ぶのは自然なことだ。

それでも、自分だけが取り残されたように感じてしまう。

 午後の授業が終わり、翔太は一人でキャンパスを歩いた。

スマートフォンには、以前応募した企業からの不採用通知が残っている。

もう何度目だろう。

「自分には、何が足りないんだろう」

そう考えるほど、気持ちが沈んでいく。

 けれど、就職活動は、早く内定を得た人が優れているという競争ではない。

企業との出会いや選考の時期は、人によって異なる。

 10月になっても採用活動を続けている企業はある。

翔太は、まだそのことを十分に知らなかった。

秋の風が吹くキャンパスで、翔太は立ち止まった。

自分の就活は、まだ終わっていない。

まとめの一言

 周囲より内定が遅いからといって、自分の価値が低いわけではありません。就職活動には、それぞれの時間があります。


#就活
#秋採用
#内定がない不安 

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