2026年9月17日木曜日

就活物語 内定式|内定式の案内が届いた


 就活を終えた翌日、健太のもとに届いた「内定式のご案内」。それまで画面の向こう側にあった会社が、少しずつ自分が働く場所へと変わり始めます。

「就活生」ではなく「内定者」として

 木曜日。

大学から帰った健太がメールを確認すると、内定先の会社から新しい連絡が届いていた。

件名には「内定式のご案内」とある。

開催日は10月1日。

時間や会場、当日の服装などが記載されていた。

 何度か面接で訪れた会社なのに、その案内はこれまでとは違って見えた。

面接の時は、自分を選んでもらうために会社へ行った。

でも次に訪れる時は、「内定者」として行く。

その言葉が、まだ少しくすぐったかった。

 案内には、内定者同士の顔合わせも予定されていると書かれていた。

健太は画面を見ながら想像した。

同じ会社を選んだ人たちは、どんな学生なのだろう。

どんな大学から来るのだろう。

どんなことを勉強してきたのだろう。

考えているうちに、楽しみよりも緊張の方が少し大きくなった。

 就活が終われば、不安も全部なくなると思っていた。

けれど、一つの不安がなくなると、その先には新しい不安が待っている。

それは、前へ進んでいるからこそ生まれる不安なのかもしれない。

 健太は予定表の10月1日に印を付けた。

そこに書いたのは、もう「面接」ではない。

「内定式」。

その三文字を見て、社会人になる未来がほんの少し近づいた気がした。

まとめの一言

新しい不安が生まれるのは、次のステージへ進み始めた証拠なのかもしれません。


#就活
#内定式
#内定後 

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