2026年7月23日木曜日

就活物語 他人との比較|比較するのをやめてみた


 友人の内定報告を見るたびに、自分だけが遅れているように感じてしまう。そんな学生が、他人との比較を少しだけ手放した一日の物語です。

比べる相手を変えてみた

 昼休み、奈緒はスマートフォンを見ながら小さくため息をついた。

SNSには、友人たちの内定報告が並んでいる。

「第一志望から内定をいただきました」

「就活を終えました」

祝福したい気持ちはある。

それでも画面を見るたびに、自分だけが取り残されているように感じた。

 奈緒には、まだ内定がなかった。

選考途中の企業はあるが、結果が出る保証はない。

焦る気持ちから、また友人の投稿を開こうとした時、奈緒はスマートフォンを伏せた。

 そして、就活を始めた頃のノートを取り出した。

そこには、面接で何も答えられず落ち込んだ日の記録があった。

今なら、志望動機を自分の言葉で話せる。

企業へ質問することもできる。

不採用になっても、次の応募先を探せるようになった。

内定という結果はまだない。

 しかし、三か月前の自分より確かに前へ進んでいた。

奈緒はノートの最後に書いた。

「誰かより早くなくていい。昨日の自分より一歩進めたら、それでいい」

 翌朝、友人の投稿を見ても、以前ほど胸は苦しくならなかった。

自分には、自分の時間が流れている。

そう思えるようになったからだ。

解説

 就活中に他人と比べてしまうのは自然なことです。しかし、企業も状況も一人ひとり異なります。他人の結果ではなく、自分ができるようになったことへ目を向けると、小さな成長が見えてきます。

まとめの一言

 誰かの速さではなく、自分の歩幅で進めばいい。


#他人との比較
#就活不安
#就活物語 

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