説明会も面接も企業研究もない一日。就活を終えた健太に、久しぶりに普通の学生生活が戻ってきました。何も予定のない時間が、以前とは少し違って感じられます。
予定表に「就活」がない日
水曜日。
目を覚ました健太は、いつものようにスマートフォンで予定を確認した。
そして、少し不思議な気持ちになった。
説明会もない。
面接もない。
応募の締め切りもない。
今日は大学へ行き、授業を受ける。それだけだった。
春からずっと、頭のどこかに就活があった。
授業中にも面接のことを考え、帰宅すれば求人を探した。
休日でも、「何かしなければ」と落ち着かなかった。
大学へ向かう途中、健太は友人たちの会話に加わった。
昼休みには学食でゆっくり昼食を食べた。
帰りには本屋へ寄った。
就活とは関係のない本を手に取っている自分がおかしくて、少し笑った。
特別な一日ではない。
でも、そんな普通の時間が久しぶりだった。
就活が終わると、急に自由な時間が戻ってくる。
その一方で、何をしたらいいのか分からなくなる人もいる。
それだけ就活が生活の大きな部分を占めていたということなのだろう。
夕方、健太は予定表を開いた。
そこには、空白がいくつもあった。
以前なら不安になった空白。
でも今は違う。
「この時間、何に使おうかな」
空白は、埋めなければならないものではない。
残された学生生活を、自分で選んで使える時間だった。
まとめの一言
就活が終わった後の空白は、残りの学生生活を自分らしく過ごすための新しい時間です。
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