自分では納得して選んだ内定先。それでも家族から思いがけない一言を向けられると、心は揺れます。拓也は「心配してくれる親」と「自分の選択」の間で考えます。
心配してくれることと決めてもらうことは違う
木曜日の夕食。
拓也が内定先について話すと、父親が会社名を聞き返した。
「聞いたことないな。その会社で大丈夫なのか?」
悪気がないことは分かっていた。
息子の将来を心配しているだけなのだろう。
それでも、拓也の胸に小さな引っかかりが残った。
有名な会社ではない。
規模もそれほど大きくない。
でも、自分がやりたかった「企業の仕事をITで支える」という仕事ができる。
説明会では若手社員の話も聞いた。
研修制度も調べた。
ただ名前だけで決めた会社ではなかった。
「大きい会社じゃないけど、仕事内容を見て決めたんだ」
拓也はそう答えた。
父親は少し黙ってから、「そうか」と言った。
就職は、自分だけの問題ではないと感じることがある。
家族が心配するのも自然なことだ。
だから、反発する必要も、言われた通りにする必要もない。
なぜその会社を選んだのかを、自分の言葉で説明してみる。
それも、自分の選択に責任を持つための一歩になる。
食事を終えた拓也は、自分の部屋へ戻った。
父親を完全に納得させられたかは分からない。
でも、自分の選択を初めて誰かに説明できた気がした。
まとめの一言
周囲の意見を聞きながら、最後は自分で決める。それも社会へ出る準備の一つです。
#就活
#親と就職
#企業選び

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