2026年9月10日木曜日

就活物語 親と就職|「その会社で大丈夫?」と言われた


 自分では納得して選んだ内定先。それでも家族から思いがけない一言を向けられると、心は揺れます。拓也は「心配してくれる親」と「自分の選択」の間で考えます。

心配してくれることと決めてもらうことは違う

 木曜日の夕食。

拓也が内定先について話すと、父親が会社名を聞き返した。

「聞いたことないな。その会社で大丈夫なのか?」

悪気がないことは分かっていた。

息子の将来を心配しているだけなのだろう。

それでも、拓也の胸に小さな引っかかりが残った。

 有名な会社ではない。

規模もそれほど大きくない。

でも、自分がやりたかった「企業の仕事をITで支える」という仕事ができる。

説明会では若手社員の話も聞いた。

研修制度も調べた。

ただ名前だけで決めた会社ではなかった。

 「大きい会社じゃないけど、仕事内容を見て決めたんだ」

拓也はそう答えた。

父親は少し黙ってから、「そうか」と言った。

就職は、自分だけの問題ではないと感じることがある。

家族が心配するのも自然なことだ。

 だから、反発する必要も、言われた通りにする必要もない。

なぜその会社を選んだのかを、自分の言葉で説明してみる。

それも、自分の選択に責任を持つための一歩になる。

 食事を終えた拓也は、自分の部屋へ戻った。

父親を完全に納得させられたかは分からない。

でも、自分の選択を初めて誰かに説明できた気がした。

まとめの一言

周囲の意見を聞きながら、最後は自分で決める。それも社会へ出る準備の一つです。


#就活
#親と就職
#企業選び 

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