一度は募集終了と表示され、あきらめた会社。その企業が二次募集を始めたことを偶然知った学生が、「一度閉じた扉が再び開くこともある」と気づく物語です。
閉じたと思っていた扉がもう一度開いた
水曜日。
奈緒はキャリアセンターの求人情報を眺めていた。
一覧の中に、見覚えのある会社名を見つけた。
春に気になっていた企業だった。
説明会へ申し込もうとした時には、すでに募集が終了していた。
「もう縁がなかったんだ。」
そう思っていた会社だ。
ところが求人票には、「二次募集」の文字があった。
奈緒は思わず職員に尋ねた。
「この会社、また募集しているんですか?」
「追加で採用することになったそうですよ。」
奈緒は驚きながら求人票を手に取った。
就活では、一度募集が終わった企業が、採用状況などによって追加募集を行うことがある。
春に応募できなかったからといって、その会社との可能性が完全になくなるとは限らない。
もちろん、いつでも再募集されるわけではない。
だからこそ、時々求人情報を確認することにも意味がある。
奈緒は改めて会社について調べてみた。
仕事内容。
研修制度。
社員の働き方。
春に見た時よりも、会社を見る目が少し変わっていることにも気づいた。
「今なら、前よりちゃんと志望理由を話せるかもしれない。」
閉じてしまったと思った扉が、もう一度開いた。
今度は、自分の意思でその扉を叩いてみようと思った。
まとめの一言
一度閉じた扉でも、もう一度開くことがあります。だから、道を決めつけなくていい。
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