2026年9月2日水曜日

就活物語 最終面接|ここで働きたいと言えた日


 「内定が欲しい」から始まった就活。しかし、企業と自分に向き合ってきた奈緒は、最終面接で初めて心から「ここで働きたい」と伝えることができました。

内定が欲しいから働きたいへ

 水曜日。

奈緒は最終面接の席に座っていた。

目の前には、社長と人事担当者。

緊張で手のひらに汗を感じる。

 いくつかの質問が終わった後、社長が尋ねた。

「最後に、何か伝えておきたいことはありますか。」

奈緒は一瞬考えた。

春の頃なら、「御社が第一志望です」と答えていたかもしれない。

内定が欲しくて、企業に気に入られる答えを探していたからだ。

 でも今は違った。

説明会で出会った社員。

質問に丁寧に答えてくれた若手社員。

廊下ですれ違った人たちの自然なあいさつ。

会社について調べる中で知った仕事への考え方。

その一つひとつを思い出した。

 奈緒は面接官を見て言った。

「皆さんと一緒に働きながら、私も成長していきたいと思っています。」

少し声は震えていた。

それでも、自分の本当の気持ちだった。

 就活では、選ばれることばかりを考えてしまいやすい。

しかし企業を知り、自分の価値観と照らし合わせることで、「自分も会社を選んでいる」という感覚が生まれてくる。

面接室を出た奈緒は、大きく息を吐いた。

 結果は分からない。

それでも今日は、内定をもらうためではなく、自分が働きたい場所へ自分の思いを届けることができた。

それだけで十分だった。

まとめの一言

「受かりたい会社」が「働きたい会社」に変わった時、就活は自分自身の選択になります。


#就活
#最終面接
#企業選び 

0 件のコメント:

コメントを投稿

就活物語 最終面接|ここで働きたいと言えた日

 「内定が欲しい」から始まった就活。しかし、企業と自分に向き合ってきた奈緒は、最終面接で初めて心から「ここで働きたい」と伝えることができました。 内定が欲しいから働きたいへ  水曜日。 奈緒は最終面接の席に座っていた。 目の前には、社長と人事担当者。 緊張で手のひらに汗を感じる。...