2026年8月23日日曜日

就活物語|仕事 提案|小さな提案が採用された日


 数日前の会議で話したことを、私はもう忘れかけていた。

お客様への案内資料について、

「最初に簡単な説明を入れた方が、分かりやすいと思います。」

勇気を出して話した、小さな意見だった。

 午後、先輩に呼ばれた。

「この前の提案、次の資料から試してみることになったよ。」

「えっ、私のですか?」

思わず聞き返した。

 もっと経験のある人の意見が採用されるものだと思っていた。

先輩は笑った。

「誰の意見かより、良くなるかどうかだからね。」

その言葉が、うれしかった。

 さっそく先輩と一緒に資料を修正する。

文章を短くしたり、順番を入れ替えたり。

ほんの小さな変更だった。

それでも完成した資料を見ると、不思議な達成感があった。

 これまでは、与えられた仕事を間違えずに終わらせることで精いっぱいだった。

でも、仕事にはその先がある。

「もっと良くできないかな。」

そう考えて、自分のアイデアを形にしていく。

そこには、今まで知らなかった仕事の楽しさがあった。

 帰り道、夏の夕暮れを眺めながら思った。

明日は、今日より少しだけ周りをよく見てみよう。

仕事の中には、まだ私の知らない「楽しい」がたくさん隠れているのかもしれない。


#仕事の提案
#仕事の楽しさ
#社会人の成長 

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