休むことを覚え、少しずつ自分のペースを取り戻した夏。もう一度予定表を開いた時、そこに見えたのは焦りではなく、「これから何をしよう」という新しい気持ちでした。
空白だった予定表に一つだけ書いた
月曜日の朝。
健太は机の上に置いてあった予定表を開いた。
七月までは、説明会や面接の予定を少しでも多く書き込もうとしていた。
空白があると、何もしていないようで不安だったからだ。
けれど、今は違う。
先週、一度立ち止まったことで、予定を埋めることと前へ進むことは同じではないと気づいた。
健太は就活サイトを開いた。
検索条件を変えながら求人を眺めていると、「秋採用」「追加募集」「二次募集」という言葉が目に入った。
春には気づかなかった求人だった。
「まだ、こんなにあるんだ。」
夏までに決まらなければ選択肢がなくなる。
どこかで、そう思い込んでいた。
しかし企業の採用活動は、すべて同じ時期に終わるわけではない。
採用計画によって追加募集を行う会社もあれば、夏以降に選考を始める会社もある。
大切なのは、「もう遅い」と自分で道を閉ざしてしまわないことだ。
健太は予定表の月曜日の欄に、一つだけ書いた。
「求人を探す。」
以前なら物足りないと思っただろう。
でも今は、それで十分だと思えた。
再出発は、大きな一歩でなくてもいい。
自分で決めた一歩なら、それは確かに未来へ続いている。
まとめの一言
予定表の空白は、遅れではなく、これから選べる未来の余白でもあります。
#就活
#就活再開
#夏休み就活

0 件のコメント:
コメントを投稿