午前中、先輩から一つの仕事を任された。
「この資料、お客様へ届けて説明してきてもらえる?」
まだ一人でお客様と話すことに慣れていない私は、少し緊張しながら会社を出た。
説明は、何度も練習した通りに進めた。
言葉につまりそうになった場面もあったけれど、落ち着いて話すことだけを心がけた。
説明が終わると、お客様が資料を閉じて笑顔で言った。
「分かりやすかったです。ありがとうございます。」
その一言に、胸の奥がじんわりと温かくなった。
今まで「ありがとう」と言われたことは何度もあった。
でも今回は違う。
自分の仕事が、誰かの役に立ったと実感できた「ありがとう」だった。
会社へ戻る途中、夏の青空を見上げる。
仕事とは、ただ作業を終わらせることではない。
誰かの困りごとを解決し、安心や笑顔につなげることなのだ。
そう思えた瞬間、仕事が少しだけ好きになった。
今日の「ありがとう」は、これから先も忘れない宝物になるだろう。
#仕事のやりがい
#ありがとうの力
#社会人一年目

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