朝一番に届いた不採用通知。何度も経験しているはずなのに、慣れることはありません。そんな朝を迎えた学生の物語です。
メールを開くのが怖かった
朝、目を覚ました美咲はスマートフォンを手に取った。
企業からメールが届いていた。
少しだけ期待しながら開く。
しかし、そこに書かれていたのは見慣れた文章だった。
「慎重に選考を進めた結果――」
その先を読む前に結果は分かった。
不採用だった。
スマートフォンを置き、天井を見上げる。
何社目だろう。
数えることもやめてしまった。
「もう向いていないのかもしれない」
そんな言葉が頭に浮かぶ。
大学へ向かう電車の中でも気持ちは晴れなかった。
すると隣に座っていた同級生が声をかけた。
「昨日、また落ちたよ」
思わず顔を見た。
その友人も笑いながら話していたが、決して余裕があるわけではなかった。
みんな同じように悩みながら進んでいる。
そう気づいた瞬間、美咲は少しだけ救われた。
不採用は否定ではない。
その企業との縁がなかっただけかもしれない。
そう思えるようになるまで時間はかかる。
それでも今日一日を過ごせば、また次のチャンスがやってくる。
美咲は深呼吸をして大学へ向かった。
解説
不採用通知は誰でも落ち込みます。しかし、不採用は人格の否定ではありません。結果と自分自身を切り離して考えることも大切です。
まとめの一言
不採用は終わりではない。次の扉を探す合図かもしれない。
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