内定式を終えた帰り道、スーツ姿の自分がガラスに映った。
周囲のビル街を歩く人たちと同じように見える。でも、心の中ではまだ学生のままだ。
「本当に社会に出る準備、できてるのかな…」
ふとそんな思いがよぎった。
入社まで半年。メールの返信も、報告書の書き方も、何ひとつ自信がない。
SNSでは同期たちが「春から社会人!」と笑顔で投稿している。
その眩しさに、少し取り残された気がした。
でも夜、自室で見返した就活ノートには、震える文字で書かれた言葉があった。
「わからなくても、やってみよう。」
不安を抱えながらも挑戦し続けた自分が、確かにそこにいた。
準備なんて、完璧にできるものじゃない。
大事なのは、怖くても踏み出す勇気。
あの日、内定をもらった“あの瞬間”から、
社会に出る一歩はもう始まっているのかもしれない。
#内定者のリアル
#社会人になる前に
#不安と希望のはざまで

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