2025年10月9日木曜日

「“お祈りメール”のあとに届いた、一本の電話」(その1)

「“お祈りメール”のあとに届いた、一本の電話」


 美咲は第一志望の会社から「誠に残念ながら…」というメールを受け取った。

いわゆる“お祈りメール”。

これまでの努力が一瞬で無に帰したような気がして、画面を閉じてベッドに倒れ込んだ。

 しかし、その数日後。

別の企業から電話がかかってきた。

「面接の際に見せてくださった資料、社内でも好評でして。よければ改めてお話できませんか?」

 驚きと同時に、少しずつ気持ちが前を向いた。

第一志望ではなかったけれど、自分の努力を見てくれた人がいた。

再びスーツを着て面接に向かった彼女は、以前より落ち着いて話せた。

 数週間後、届いたのは“お祈り”ではなく“内定”のメール。

失敗の先にあったのは、あの日には想像もしなかった新しい未来だった。

その夜、美咲は小さく笑った。

「人生、どこでつながるか分からないんだな。」


#内定までの道
#就活の転機
#お祈りメールの先に

0 件のコメント:

コメントを投稿

就活物語|同期 比較 焦り|自分だけ遅れている気がした日

 昼休み。 同期たちの会話が聞こえてくる。 「もう一人で担当を持ってるよ。」 「来週、お客さんとの打ち合わせに行くんだ。」 すごいな、と思う。  同時に、少しだけ胸が苦しくなる。 自分はどうだろう。 まだ先輩に確認してもらうことばかり。 電話だって、まだ緊張する。 「自分だけ成長...