「“お祈りメール”のあとに届いた、一本の電話」
美咲は第一志望の会社から「誠に残念ながら…」というメールを受け取った。
いわゆる“お祈りメール”。
これまでの努力が一瞬で無に帰したような気がして、画面を閉じてベッドに倒れ込んだ。
しかし、その数日後。
別の企業から電話がかかってきた。
「面接の際に見せてくださった資料、社内でも好評でして。よければ改めてお話できませんか?」
驚きと同時に、少しずつ気持ちが前を向いた。
第一志望ではなかったけれど、自分の努力を見てくれた人がいた。
再びスーツを着て面接に向かった彼女は、以前より落ち着いて話せた。
数週間後、届いたのは“お祈り”ではなく“内定”のメール。
失敗の先にあったのは、あの日には想像もしなかった新しい未来だった。
その夜、美咲は小さく笑った。
「人生、どこでつながるか分からないんだな。」
#内定までの道
#就活の転機
#お祈りメールの先に

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