2025年10月10日金曜日

「“お祈りメール”のあとに届いた一本の電話」(その2)

「“お祈りメール”のあとに届いた一本の電話」


何通もの「お祈りメール」を受け取った後、心が折れそうになっていた春香。

「自分には社会から必要とされないのかもしれない」――そんな思いが胸を締めつけた。

けれども、それでも前を向こうと決め、彼女は次の面接の準備をしていた。

ある日、携帯が鳴った。

「◯◯株式会社の人事の◯◯と申します。先日の最終面接の結果ですが…」

瞬間、息をのむ。

「ぜひ、弊社に来ていただきたいと思いまして」

一瞬、何を言われたのか理解できなかった。

「えっ…採用、ですか?」

声が震えた。目頭が熱くなり、涙がこぼれる。

長い就活のトンネルを抜けた瞬間、胸の奥からこみ上げてくるのは“安堵”と“感謝”。

「これまでの努力は無駄じゃなかった」

そう実感した春香は、電話を切ったあと静かに深呼吸をした。

机の上のエントリーシートの束が、ようやく報われた気がした。


#内定の瞬間
#お祈りメールからの逆転
#就活リアル 

0 件のコメント:

コメントを投稿

就活物語 中小企業|名前を知らない会社だった

 就活を始めた頃は、知っている会社ばかりを見ていました。しかし、名前を知らなかった一社を調べてみると、そこには今まで気づかなかった魅力がありました。 知らない会社と魅力のない会社は違う  月曜日の午後。 健太は大学のキャリアセンターで、一枚の求人票を手に取った。 会社名を見ても、...