【第19話】
面接試験の逆質問で好印象を残す方法
面接の終盤、「何か質問はありますか?」と聞かれ、結城は一瞬迷った。事前に準備した質問は、会社のホームページを見れば分かるようなものばかりで、ありきたりだと感じたからだ。
ふと、説明会で人事担当が語っていた「新人研修」の話を思い出す。結城は少し笑顔を見せながら聞いた。
「御社の新人研修で、先輩社員から直接学べる時間が多いと伺いました。実際に参加された社員の方が、一番成長を感じた瞬間はどんな時だったのでしょうか?」
面接官は目を輝かせ、「いい質問ですね」と前のめりに答えてくれた。その表情から、この質問が相手の経験を引き出し、会話を深めるきっかけになったことがわかった。
面接後、結城は確信する。「逆質問は、自分の興味と相手の話をつなぐ場なんだ」と。用意するのは“聞きたいこと”ではなく、“相手が語りたくなること”なのだと。
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