【第18話】面接試験での第一印象を左右する「姿勢」と「所作」
面接会場に入った瞬間、直樹は面接官の視線が自分に集まるのを感じた。
「よろしくお願いします」と挨拶したものの、椅子に腰掛けた途端、背もたれに寄りかかってしまった。
質問には真面目に答えていたが、ふと面接官の表情が硬いことに気づく。
後日、キャリアセンターの担当者に面接の様子を話すと、「姿勢や所作は、言葉より先に印象を作るよ」と指摘された。
そこで直樹は、鏡の前で座り方やお辞儀、手の置き方まで練習した。背筋を伸ばし、軽く前傾姿勢を意識しながら話すと、不思議と声にも張りが出る。
次の面接では、面接官が頷きながらメモを取っているのが見えた。
結果は合格。言葉の内容だけでなく、姿勢や所作が「信頼できる人柄」を伝えてくれることを、直樹は身をもって知った。
#面接マナー
#第一印象改善
#姿勢と所作
0 件のコメント:
コメントを投稿