【第12話】
面接試験での第一印象を決める入室マナーのコツ
「失礼します!」と勢いよくドアを開けた瞬間、健太は面接官と目が合った。だが、ドアが後ろでバタンと大きな音を立てて閉まり、空気が一瞬止まる。面接は無事進んだものの、退室後に自分の雑な入室を思い出し、冷や汗がにじんだ。
翌日、キャリアセンターの相談員にその話をすると、「第一印象は数秒で決まる。入室の所作も評価の一部だよ」と指摘された。ドアの開け閉め、姿勢、目線、挨拶の声量まで、細かくアドバイスをもらう。
練習を重ね、次の面接では静かにドアを開け、面接官に軽く会釈してから入室。席に着く前にしっかりと「よろしくお願いいたします」と目を見て言った。部屋の空気が和らぎ、自分も落ち着いて話ができた。
「入室から面接は始まっている」――その意識が、健太の自信を支えていた。
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