2026年8月30日日曜日

就活物語|仕事 ありがとう|「ありがとう」が仕事を好きにしてくれた日


 午後、一本の電話が入った。

以前対応したお客様だった。

「先日はありがとうございました。とても助かりました。」

受話器を置いてからも、その言葉が心に残った。

 特別なことをしたつもりはなかった。

問い合わせを聞き、分からないところを調べ、先輩に確認してから返事をした。

それだけだった。

 少し前までの私は、仕事とは「間違えないようにするもの」だと思っていた。

電話を取るのも怖かった。

失敗すれば落ち込んだ。

周りと比べて、自分だけ成長していないように感じた日もあった。

 でも今は少し違う。

自分がした仕事の向こう側には、人がいる。

困っている人。

待っている人。

そして、ときには「ありがとう」と言ってくれる人。

 帰り際、今度は私が忙しそうな後輩を少し手伝った。

「ありがとうございます。」

笑顔でそう言われ、私も自然に笑った。

仕事が好きになるというのは、仕事そのものが楽しくなることだけではないのかもしれない。

誰かの役に立ち、誰かと支え合う。

そのつながりが、仕事を好きにしてくれることもある。

 会社を出ると、夏の終わりを感じる風が吹いていた。

今日の「ありがとう」を、明日の仕事へ持っていこうと思った。


#ありがとうの言葉
#仕事のやりがい
#人とのつながり 

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 午後、一本の電話が入った。 以前対応したお客様だった。 「先日はありがとうございました。とても助かりました。」 受話器を置いてからも、その言葉が心に残った。  特別なことをしたつもりはなかった。 問い合わせを聞き、分からないところを調べ、先輩に確認してから返事をした。 それだけ...