知名度、会社規模、給与、仕事内容、そして働く人たち。いろいろな角度から企業を見るようになった健太が、初めて「自分に合うかもしれない」と感じます。
「入りたい会社」から「働きたい会社」へ
金曜日の夕方。
健太は一社の企業情報を何度も読み返していた。
月曜日に求人票で見つけた、名前も知らなかった中小企業だった。
会社の規模は大きくない。
華やかな商品を作っているわけでもない。
それでも、調べるほど気になる会社になっていた。
若手社員にも仕事を任せる。
研修では先輩社員が一人ずつ新人を支える。
顧客との関係を大切にし、長く付き合うことを会社の方針にしている。
どれも健太が働くうえで大切にしたいことと重なっていた。
春の頃は、「内定をもらえそうな会社」を探していた。
その後は、「有名な会社」「条件の良い会社」に目が向いた。
でも今は違う。
自分がそこで働いている姿を想像するようになった。
朝、会社へ向かう自分。
先輩に相談しながら仕事を覚える自分。
いつか後輩を支える自分。
不思議と、その姿を自然に思い描くことができた。
企業選びに、誰にでも当てはまる正解はない。
大切なのは、自分が何を大事にして働きたいのかを知り、それと会社を照らし合わせることだ。
健太は求人票の会社名に丸を付けた。
そして小さく書き添えた。
「ここかもしれない。」
それは、春からずっと探していた「自分らしい会社」への、小さな手応えだった。
まとめの一言
「有名だから」ではなく、「ここで働きたい」と思える会社。それが、自分に合う会社なのかもしれません。
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#自分に合う会社
#企業選び

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