「一日休んだら遅れてしまう」。そんな不安を抱えながらも、思い切って就活から離れる決断をした学生がいます。休むことの意味を考える物語です。
何もしない勇気を持ってみた
火曜日の朝。
奈緒はスマートフォンを手に取り、企業情報サイトを開こうとして指を止めた。
今日は説明会も予約していない。
企業研究もしない。
履歴書も書かない。
昨日の夜、自分でそう決めた。
それでも、「本当に休んでいいのだろうか」という気持ちは消えなかった。
友人たちは活動を続けているかもしれない。
一日休めば、その分だけ遅れてしまう気がする。
昼頃、奈緒は近所のカフェへ出かけた。
お気に入りの本を読み、ゆっくりとコーヒーを飲む。
就活のことを考えない時間は久しぶりだった。
窓の外では、小さな子どもが笑いながら走っている。
その姿を見ているうちに、自然と肩の力が抜けていった。
人は休むことに罪悪感を覚えやすい。
特に就活中は、「何かしていないと不安」という気持ちが強くなる。
しかし、休息は怠けることではない。
心を回復させるための、大切な準備時間でもある。
夕方、自宅へ戻った奈緒は思った。
「今日は何もしなかった。」
そして、少し笑って続けた。
「でも、心はちゃんと休めた。」
その一日は、明日また歩き出すための、静かな充電時間になっていた。
まとめの一言
何もしない時間が、明日の自分を支えてくれることがあります。
#就活
#休息
#リフレッシュ

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