2026年7月17日金曜日

就活物語 就活継続|まだ終わっていない春


 七月の終わり。周囲は少しずつ次の季節へ進んでいく。それでも、自分の春はまだ終わっていない。そんな学生に届けたい物語です。

自分の季節は、自分で決めていい

 大学のキャンパスには、夏休み前の空気が流れていた。

友人たちは旅行の話をしている。

内定者向けのイベントに参加する人もいる。

 一方で、陽菜の就活はまだ続いていた。

最初は焦った。

六月には決まると思っていた。

七月になれば終わると思っていた。

でも、気づけば夏が近づいている。

「自分だけ遅れている。」

そんな気持ちになる日もあった。

 帰り道、夕暮れの空を見上げる。

空は少しずつ夏の色に変わっていた。

その時、陽菜はふと思った。

春が終わる時期は、人によって違うのかもしれない。

誰かの春は四月に終わる。

誰かの春は六月に終わる。

そして、自分の春は、まだ終わっていない。

それなら、それでいい。

 自分の歩幅で歩いていけばいい。

そう思えた時、胸の奥にあった焦りが少しだけ小さくなった。

 夏はもうすぐやってくる。

でも、その前に、自分だけの春を最後まで歩いてみよう。

陽菜はそう思いながら、もう一度前を向いた。

解説

 就活の進み方に正解はありません。早く決まる人もいれば、時間をかけて納得できる進路と出会う人もいます。大切なのは、自分のペースを見失わないことです。

まとめの一言

 あなたの春が終わる時期は、誰かと同じでなくていい。


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