2026年6月30日火曜日

就活物語 履歴書|履歴書を書く手が止まった午後


 履歴書を書こうとしても、言葉が出てこない。何度も書き直し、自分の良ささえ分からなくなってしまう学生は少なくありません。

自分には何もないと思った午後

 午後の静かな図書館。

真理子は履歴書を前に鉛筆を握っていた。

「自己PR」

その欄だけが白いままだった。

何を書いても平凡に思える。

アルバイトも、サークルも、資格も。

誰かと比べるたびに、自分には誇れるものがないように感じた。

 時計だけが静かに進んでいく。

その時、隣の席の学生が小さく笑った。

「私も全然書けない。」

思わず顔を上げる。

その学生も履歴書を何枚も書き直していた。

「みんな同じなんだ。」

そう思えた瞬間、少し肩の力が抜けた。

 真理子は白紙だった自己PR欄に、一行だけ書いた。

「最後まで責任を持って取り組むことを大切にしています。」

立派な言葉ではない。

でも、自分の本当の気持ちだった。

その一行から、履歴書は少しずつ埋まっていった。

解説

 履歴書は「すごい経験」を書くものではありません。自分が大切にしてきたことを、自分の言葉で表現することが何より大切です。

まとめの一言

 自分の言葉で書いた一行は、誰かの言葉より強い。


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#自己PR
#就活物語 

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