休日の駅前は、思っていたより人が多かった。
その中を歩きながら、ふと自分の足取りが少しだけ違うことに気づく。
今日は、スーツを買いに来た。
“就活用”ではなく、“働くため”のスーツ。
店員にサイズを測られながら、どこか落ち着かない気持ちになる。
鏡の前に立つ。
そこに映っていたのは、少しだけ大人に見える自分だった。
「社会人になるんだな」
その言葉が、静かに胸に落ちてくる。
ネクタイを合わせ、バッグを選び、革靴を履いてみる。
どれもまだ、少しだけ“借り物”のように感じた。
それでも、一つひとつ揃えていくたびに、未来が少しずつ現実に近づいていく。
買い物を終えて店を出る。
夕方の街を歩きながら、紙袋を持つ手に、ほんの少しだけ重みを感じていた。
それは、不安だけではなく、新しい時間が始まる重さだった。
#社会人準備
#スーツ購入
#新しいスタート

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