2026年4月4日土曜日

就活物語|就活 面接 緊張|言葉がうまく出なかった日


 面接会場のドアの前に立ったとき、自分の心臓の音が、やけに大きく聞こえた。

ここまで来た。

エントリーして、書いて、送って、やっとつながった機会だった。

 名前を呼ばれ、部屋に入る。

椅子に座り、面接官と向き合う。

「志望動機を教えてください」

その一言で、頭の中が真っ白になった。

準備してきたはずの言葉が、出てこない。

焦るほど、言葉は遠ざかっていく。

 数秒の沈黙。

その時間が、とても長く感じられた。

それでも、何とか言葉を探す。

うまくまとまらないまま、途切れながら話し続けた。

 面接が終わったあと、うまく話せなかった自分に落ち込んだ。

けれど――

何も言えなかったわけじゃない。

途中であきらめたわけでもない。

ちゃんと、最後まで座っていた。

自分の言葉で、伝えようとしていた。

 帰り道、少しだけ思う。

「次は、もう少し話せるかもしれない」

その小さな気持ちが、次につながる一歩だった。


#はじめての面接
#就活の緊張
#うまく話せない 

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