就活物語「はじめて書いた、エントリーシート」
画面の前で、何度も手が止まる。
「あなたの強みを教えてください」
簡単なはずの質問なのに、言葉が出てこない。
頭の中にはいくつも浮かぶのに、どれも決め手に欠ける気がする。
「これでいいのか」
「もっと良い書き方があるのではないか」
書いては消し、また書き直す。
気づけば、時間だけが過ぎていた。
正解が分からないまま、それでも、自分の言葉で書くしかない。
これまでの経験を振り返り、小さな出来事を一つずつ拾い上げる。
誰かにとっては些細なことでも、自分にとっては確かに意味があった時間。
それを言葉にする。
完璧ではない。
でも、嘘ではない。
送信ボタンの前で、深く息を吸う。
――これが、自分の第一歩。
そう思って、静かにクリックした。
#エントリーシート
#自己分析
#最初の一歩

0 件のコメント:
コメントを投稿