「グループLINEに流れた“内定”報告」
― 嬉しさと少しの焦り
大学4年の5月。連休が明け、就活もいよいよ本番を迎える頃。
就活仲間たちのグループLINEに、「第一志望から内定もらいました!」というメッセージが流れた。
画面を見つめた由希の胸に、複雑な感情が広がる。
嬉しい気持ちと同時に、焦りも湧き上がる。
自分はまだ、一次面接の結果待ちだ。
スタンプで「おめでとう!」を送りながらも、心の中では落ち着かない。
「私も早く結果がほしいな……」
そんな思いを抱えながら、由希はこれまでの面接メモを開いた。
質問の意図を考えるより、「正解を言わなきゃ」と答えていた自分に気づく。
次の面接では、肩の力を抜いて“自分の言葉”で話してみよう。
そう決めた由希は、夜遅くまで自己PRを見直した。
数日後、通過通知のメールを見たとき、心がふっと軽くなった。
焦りは完全には消えない。けれど、それ以上に、自分の中に少しの自信が芽生えていた。
#内定者のリアル
#焦りと成長
#就活仲間
0 件のコメント:
コメントを投稿