就活物語
「サークル運営で培ったマネジメント力」
四年生のハルキ君は、落ち着いた雰囲気の学生だった。面談で自己PRを聞いたとき、彼はゆっくりとこう語った。
「実は大学で100人規模のスポーツサークルの代表を務めました」
詳しく聞いてみると、単なる代表ではなく、行事の企画、予算管理、トラブル対応、さらには後輩育成まで、実に多岐にわたる役割を担っていた。
「大会前に意見が対立してしまい、サークルが分裂しそうになったんです。でも、“なぜ参加するのか”を一人ずつ丁寧に話し合ったら、皆が気持ちを切り替えてくれました」
そのエピソードに、私は心を打たれた。数字や成果よりも、人をまとめる力、粘り強い対話の姿勢こそが彼の強みだと感じた。
企業の採用担当者に話したところ、「現場で必要なのはまさにこういう人材」と評価を受けた。
彼のような学生を見ると、「この学生さんは問題なく社会で活躍できる」と確信できるのだ。
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