2025年6月4日水曜日

履歴書・エントリーシートの作成)【第6話】メールの「誤送信」で知ったこと

【第6話】メールの「誤送信」で知ったこと 


 「お世話になっております」と打ったはずのメールの冒頭が、「お世話に〜」で送信されていた。

 しかも、添付するはずの履歴書も忘れていた。

 「うわあああ……」

 沙也加は頭を抱え、何度も送信メールを見返した。たった1クリックで、こんなに落ち込むなんて。

 でも翌日、その企業から返信が来た。

 「履歴書が添付されていないようでしたので、ご確認ください」

 文面は丁寧で、どこにも責める言葉はなかった。

 完璧じゃなくても、向き合い方で伝わるものがあるんだ――そう思った。ミスを認めて、丁寧にお詫びと再送のメールを打つ手は、昨日よりほんの少しだけ、自信に満ちていた。

0 件のコメント:

コメントを投稿

就活物語|社会人 自己肯定感|半年前より少し、自分を好きになれた日

 日曜日の朝。 窓から入る風が、少しだけ秋らしくなっていた。 コーヒーを飲みながら、私はこの半年をぼんやり振り返っていた。  就活中は、いつも誰かと自分を比べていた。 選考に通れば安心して、落ちれば自分を否定されたような気持ちになった。  内定をもらってからも、 「本当に私でいい...