2025年6月13日金曜日

履歴書・エントリーシートの作成)【第19話】志望企業の“名前”を間違えた日

【第19話】志望企業の“名前”を間違えた日


 「御社の〇〇という理念に共感し……」

提出直後、画面を見返して、亮太は青ざめた。

 志望企業の名前が、前に応募した別の会社名のままになっていたのだ。急いで書いて、下書きからコピーしたまま気づかなかった。

 「これは、完全にアウトだ……」

頭を抱える亮太の脳裏に、「志望度が低いと思われる」「確認すらしていないと思われる」といった言葉が渦巻いた。

 でも、ただ後悔して終わるのは嫌だった。彼はすぐにメールを開き、丁寧にお詫びと訂正の連絡を送った。

 失敗は恥ずかしい。けれど、自分の対応は、自分で決められる。返信はまだ来ない。でも少しだけ、亮太は前を向けた気がした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

インターンの話は、表情から始まる

 インターン後の面談で、学生が席に座った瞬間に分かることがある。  話し始める前の、表情。 少し疲れているのか、晴れやかなのか。  言葉よりも先に、「どんな時間だったか」が伝わってくる。  良かったインターンほど、学生はすぐに結論を言わない。 迷い、考え、言葉を選ぶ。  その沈黙...