【第12話】「なんでもいい」は通用しない
「業界は特に絞っていません」
説明会後の質問タイムでそう答えたユウは、社員の反応が一瞬止まるのを感じた。
“なんでもいい”というのは、“多くのことに興味を持っている”とは違う。
せめて「今は迷っているけれど、この会社に関心を持った理由」を伝えるだけでも、印象は変わる。
自分なりの視点や仮説があること。
それが、関心の深さを伝える第一歩になるのだ。
たとえ過去は変えられなくても、未来はこれからの選択と行動で、いくらでも変えていける。 迷ったり、立ち止まったりしても大丈夫。大切なのは、自分のペースで、自分らしい“道”を見つけていくこと。 このブログは、そんなあなたの一歩をそっと応援します。 あなたの未来が、希望と可能性に満ちたものになりますように。
企業説明がひと通り終わったあと、担当者が「何か質問はありますか?」と会議室を見渡した。重たい沈黙が流れる。私も聞きたいことはあったが、「こんなこと聞いていいのかな」と迷っていた。そのとき、隣の学生がすっと手を上げた。「先ほどの業務フローで、この工程はどんな工夫をされているんです...
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