2026年7月6日月曜日

就活物語 キャリアセンター|キャリアセンターからの一本の電話


 就活が思うように進まないとき、誰かの何気ない一言に救われることがあります。一本の電話が、止まっていた心を少しだけ動かした学生の物語です。

「最近どう?」その一言がうれしかった

 七月に入り、蒸し暑い日が続いていた。

翔太はアルバイトから帰宅すると、机の上に積まれた企業資料を横目に、そのままベッドへ倒れ込んだ。

もう何日も就活を進められていない。

そんな自分を責める毎日だった。

 その時、スマートフォンが鳴った。

画面には大学のキャリアセンターの番号が表示されている。

少し迷った末に電話へ出ると、担当職員の穏やかな声が聞こえた。

「最近、顔を見かけなかったので気になって電話しました。」

 就活状況を確認するためでも、叱るためでもなかった。

ただ、気にかけてくれていた。

翔太は少しずつ今の気持ちを話し始めた。

「何をしてもうまくいかなくて……。」

担当者は最後まで話を聞き、「また一緒に考えましょう」とだけ伝えて電話を切った。

 翌日、翔太は久しぶりにキャリアセンターを訪れた。

状況はすぐには変わらなかった。

それでも、一人ではないと思えたことが、次の一歩につながった。

解説

 就活中は孤独を感じやすくなります。そんな時こそ、キャリアセンターや先生など、相談できる人とのつながりを大切にしましょう。支えてくれる人は、思っているより近くにいます。

まとめの一言

 誰かが気にかけてくれている。それだけで、人はもう一度歩き出せる。


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