2026年5月23日土曜日

就活物語|配属 不安|働く場所が現実になった日


 内定先から届いたメールには、「配属先について」という文字が書かれていた。

その瞬間、就活だったはずの時間が、急に“仕事”へ近づいた気がした。

勤務地。

所属部署。

仕事内容。

画面に並ぶ言葉を見ながら、頭の中で通勤風景を想像する。

朝の駅。

社員証。

オフィスの席。

 まだ学生なのに、もう社会人の入り口に立っている気がした。

「ちゃんとやっていけるのかな」

期待よりも先に、不安が浮かぶ。

新しい環境。

知らない人たち。

初めての仕事。

考え始めると、少しだけ胸が苦しくなる。

 けれど、同時に思う。

不安があるということは、それだけ真剣に向き合おうとしている証なのかもしれない。

メールを閉じ、静かに深呼吸する。

 春の終わりの風が、カーテンを小さく揺らしていた。

“働く”という未来が、少しずつ現実になり始めていた。


#配属不安
#社会人準備
#働く現実 

0 件のコメント:

コメントを投稿

就活物語 就活仲間|久しぶりに友人と話した日

 就活が苦しくなると、人と会うことを避けたくなります。それでも、久しぶりに友人と交わした何気ない会話が、心を軽くしてくれることがあります。 笑えたのは久しぶりだった  大学の食堂。 彩花は一人で昼食を食べようとしていた。 すると後ろから声がした。 「久しぶり!」 振り返ると、高校...