いつものようにスマートフォンを開いたとき、見慣れない番号からの着信履歴が残っていた。
胸が、少しだけざわつく。
折り返し電話をかけると、落ち着いた声が耳に届いた。
「先日の面接の件ですが――」
その一言で、時間が止まったように感じた。
「次の選考に進んでいただきます」
頭の中で、言葉がゆっくりと意味を持ち始める。
――通過した。
思わず、「ありがとうございます」と答えた声が、少しだけ震えていた。
電話を切ったあと、しばらく動けなかった。
うれしい。
でも、それ以上に、ほっとしていた。
これまでの不安や迷いが、少しだけ報われた気がした。
「前に進めた」
たった一歩かもしれない。
それでも、その一歩は、自分にとって大きかった。
窓の外を見ると、春の光がやわらかく差し込んでいた。
まだ道の途中。
でも確かに、前に進んでいる。
#就活通過
#初めての成功体験
#一歩前進

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