二度目の面接の日。
会場に向かう足取りは、前回よりも少しだけ軽かった。
緊張はしている。
それでも、「何も話せなかったあの日」とは違う。
面接官の前に座る。
質問が始まる。
「志望動機を教えてください」
一瞬、間があく。
けれど、今回は止まらなかった。
頭の中で整理しながら、ゆっくりと言葉を選んでいく。
完璧ではない。
途中で言い直したところもある。
それでも、自分の中でははっきりと分かっていた。
――前より、話せている。
面接が終わったあと、大きな達成感があったわけではない。
けれど、確かな手応えがあった。
「少しだけ、前に進んだ」
その感覚が、何よりも自信になっていた。
帰り道、ふと空を見上げる。
春の風が、やわらかく頬に当たった。
変化は、小さい。
でも、それは確かに起きていた。
#面接成長
#就活の変化
#少しの自信

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