就活物語
「グループワークで光った協調性」
就職課で開催した企業協力型のグループワークイベント。その中で特に印象に残ったのが、マコト君という男子学生だった。
彼は目立つタイプではなかった。司会を務めることもなく、発表者にも立候補しない。だが、議論が白熱して意見がぶつかり合ったとき、彼がふと静かに言った。「今の意見、どちらも大事な視点ですよね。ちょっと整理して考えてみませんか?」
その一言で、場の空気が落ち着いた。誰もが納得し、自然と話し合いが前に進んだのだ。 終了後、企業担当者が私に言った。「あの学生さん、すごくいいですね。人の話を聞いて、対話の流れを作る力がある。」マコト君は「協調性」という言葉を体現していた。
面談の際、彼にそのことを伝えると、少し照れたように笑いながら言った。「昔から、みんなが話しやすい空気を作るのが好きなんです。」
企業が本当に求めている“協調性”とは、自分を抑えて我慢することではなく、周りを生かす力。彼のような学生こそ、どの職場でも信頼される人材だと思う。
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