2025年10月5日日曜日

就活物語「研究発表が示した学生の説明力」

就活物語
「研究発表が示した学生の説明力」


 研究室の活動をテーマにエントリーシートを書いたダイスケ君。理系の学生らしく、専門的な内容をどう伝えるか悩んでいた。そこで学内のキャリアイベントで模擬プレゼンをしてもらった。

 最初は専門用語が並び、聞き手の学生たちの表情が曇った。しかし、途中から彼は気づいたように言葉を切り替えた。

「つまり、皆さんが普段スマホで使っている仕組みと同じで…」

身近な例に置き換えた瞬間、会場の空気が変わった。学生たちはうなずきながらメモを取り、質問も活発に出始めた。

終了後、彼はこう言った。

「専門的な知識を伝えるときこそ、“相手に届く言葉”を選ぶことが大事だと分かりました」

 その気づきと実践力は、社会に出てから大きな武器になるだろう。説明力とは知識の多さではなく、相手に理解させる工夫だと、彼は身をもって示してくれた。

企業の方に紹介すると、「研究力だけでなくコミュニケーション力もある」と高い評価を受けた。私は心の中で「この学生は安心して推薦できる」と思った。


#研究発表
#説明力
#就活評価

0 件のコメント:

コメントを投稿

就活物語「半年後なら、迷わず迎えていた学生」

――時期だけが、噛み合わなかった――  その学生は、将来性という言葉がよく似合っていた。 考え方は柔らかく、吸収力も高い。 質問への受け答えも素直で、学ぶ姿勢がはっきり伝わってくる。  面接官の多くが感じていたのは、「確実に伸びる」という予感だった。 ただし同時に、「もう少し経験...