就活物語
「海外経験が生んだ柔軟な発想力」
三年生のユウカさんがキャリア相談に訪れた。自己PRに「海外留学」と書かれていたが、詳しく聞いてみると、ただの語学研修ではなかった。
「現地でボランティアに参加して、子どもたちに日本文化を紹介したんです」
彼女は、折り紙や日本語の挨拶を教え、異なる文化背景を持つ人々と協力してイベントを運営したという。言葉の壁に直面したとき、表情やジェスチャーで工夫して伝えたエピソードも話してくれた。
私はその話を聞きながら、「この柔軟な対応力は、企業が求めるグローバル人材の姿だ」と直感した。
ユウカさんは「特別なことではない」と控えめに語ったが、その経験の中には主体性や発想力、そして異文化理解力が詰まっていた。
企業との面談調整の際、ある担当者から「ぜひ会いたい」と強い希望が寄せられた。彼女のような学生は、どんな環境でも前向きに力を発揮するに違いない。
“経験の大きさ”ではなく、“そこから何を学んだか”が大切なのだと、彼女の姿から改めて学ばされた。
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