【第25話】
面接試験で話を簡潔にまとめる力
面接で「自己PRをお願いします」と言われた瞬間、吉田は頭の中に多くのエピソードが浮かんだ。アルバイトでの経験、サークル活動での挑戦、ゼミ研究での努力…。どれも伝えたいことばかりだ。
しかし、詰め込みすぎると冗長になり、結局何を伝えたいのかがぼやけてしまう。そこで吉田は深呼吸をして、話の軸を一つに絞った。
「私は継続力を強みとしています。その具体例として…」
こう切り出し、ゼミ研究に三年間取り組んだ経験を短くまとめた。エピソードは一つでも、強調したい資質が明確なら、印象は強く残る。
面接官は頷き、「話が整理されていて分かりやすいですね」と一言。吉田は気づいた。情報量の多さより、ポイントを絞り簡潔に語ることこそ、面接での伝わりやすさに直結するのだと。
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#簡潔に伝える力
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