就活物語
「学生起業の経験が面接で輝いた瞬間」
キャリア相談で出会った四年生のショウタ君。自己PRの添削をしていたとき、「実は学生時代に小さなEC事業を立ち上げていて…」と何気なく口にした。
詳しく話を聞くと、高校時代から趣味で始めたハンドメイド商品の販売を、大学進学後に本格化。商品の仕入れから梱包、発送、売上管理、SNS運用まで、すべて一人でこなしていたという。
「特に数字が伸びなかった時期に、顧客アンケートを取って改善したら売上が2倍になって、自信がつきました」
その経験を、就職活動ではあまり語っていなかったようだったが、私はこう伝えた。
「その話、面接官は絶対に聞きたいと思うよ」
実際、第一志望の企業の最終面接でこの話をしたところ、「ビジネス感覚のある人材だ」と高く評価されたという。
一見目立たない学生でも、実は企業が求める力を持っている。気づき、引き出すことこそキャリア支援の役割だと、私は改めて思った。
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